酷い事を言われてしまった

今月から隔週で通い始めた療育で、息子は楽しく過ごせているようで、

それもこれも去年からお世話になっている療育でかなり集団生活が出来るようになってきたので、みんなと座ってご飯を食べたりお昼寝したり、手を繋いで散歩へ行ったりという事が問題だと無く出来るようになった。

そして、元からこだわりの強さやパニックや癇癪がほとんど無い事もあり、言葉も3語文が話せるようになったり、簡単な受け答えが出来たり、指示が通る事から新しい療育の先生からはあまり自閉傾向を感じないと言われました。

知的障害も今のところギリギリ軽度なのですが、そうなってくると重度の知的障害やかなり自閉傾向が強く出ている子に比べると問題無く思われる事もあり、、

「小さい頃からの環境でそうなってしまった。その環境を作ったのはお母さんかもしれない」と言われてしまいました。

知的障害に関しても「市販されているおもちゃばかり与えると考える力が付かなくて知的障害になる」と。

もうね、は?ですよ。

息子の障害が私が作ってきた環境のせいだというなら治りますよね??

治るって事ですよね??

治るんだったら私のせいでも何でも良いんですよ。

でもね、自閉症って生まれ持った脳の機能障害なんですよ。

簡単に言えば左利きみたいなもんです。

左利きは小さい頃から矯正すれば治るのかもしれないですけどね。

確かにIQは成長と共に伸びる可能性もあるし、知的障害が外れる事はありますけど、自閉症は特性だから薄れていく事はあっても治るという事は無いのだと私は医者から言われましたよ。

そもそも他者への興味関心の薄さから語彙の獲得だって遅れてるわけだし、社会性だって低いんですよ。

それが母親のせいですか??

私、自閉症だと思いもしないくらい赤ちゃんの時から子供同士刺激貰えるように毎日のように児童館へ行ってましたし、1人目だったから離乳食だって昆布から出汁取って手作りしてました。。

自閉症を疑ってからはTVを見る事も辞めましたし。そんな劣悪な環境で子育てしてたとは思って無いですよ。

何より周りがみんな何も気にしてない1歳頃から発達障害を疑って動き回ってましたけど、そこの先生曰く気にしすぎだそうです。

 

子供同士の喧嘩で怪我する事は無いんだから止めないでやらせておけば良い。

スーパーや病気などで走り回るのは子供同士なんだから当たり前。走り回らせてあげたら良い。

偏食はお腹が減っている状態の時に苦手な物だけ出せば嫌でも食べる。

環境が変わって食事を取らなくても1週間くらいなら別に普通。

食べやすいように蓋を開けたり切ったりしないで、自分でやらせないとダメ。

食事中に立ち歩くのは他の動物なら当たり前、座って食べてるのなんて人間だけなんだから何もおかしくない。

 

主にこんな感じの事をおっしゃってました。

そこの事業所ではそういったポリシーの元自由な人間を育成しているのでしょうし、それがとても合っている子もいると思う。

それで伸びる子もいると思う。

でもね、私と息子は少なくても義務教育の間は日本を出るつもりはないのだよ。

日本で暮らしていくという事は集団生活やルールを守る事が当たり前だという事を小さいうちから教えていかないといけない。

人に対して挨拶も出来ないといけない。

それが良くも悪くも日本だから。

小学校に入ったら登校、勉強、休憩、給食、掃除と全て時間が決まっていて、みんなと同じ事をしないといけない。

中学に入ってもそう。

高校に入っても大学に入っても、みんなが集中している講義中に突然大声で歌い出すような人は迷惑がられてしまうし、そうなると生きづらいよね。

どうして自分には出来ないんだろう?

って悩んだり、お友達から嫌がられてしまったり、学校へ行くのが嫌になって保健室登校になったり。。

そうなったら支援学校へ行くのも1つの方法かもしれないです。

高等養護で働くスキルを身につけて働くのも良いと思う。

でも、私は息子にはなるべく多くの選択肢を与えたい。

高卒認定があれば出来る仕事も増えてくるし、大学行けたらまたさらに。

働き出した職場がもしダメでも違う職業を選べる環境のが良いじゃん。

私の方が確実に先にいなくなるんだから、妹ちゃんが「私が面倒見なきゃ!」とか思うような未来は絶対に嫌だ。

それぞれが自立して自分の人生を歩んでいけるようになってもらう為には、出来なくて当たり前じゃなくて、どうしたら出来るようになるかを考えないといけなくて、自閉症の原因を追求するんじゃなくて、どうすればより良い環境を作れるのかを考える方が良いよ。

将来的にフリーランス在宅ワークに就いて時間の縛り無く働けるようになればそれはそれで良い事だけど、日本の場合はどうしても学校が集団生活だから、外れた事をすると目立ってしまうからね。

なので、私は息子にはこれまで通り社会性を伸ばす為の関わりをしていく予定です。